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実行委員からのメッセージ

『沖縄県カラダいいことプロジェクト』のキックオフイベントとして開催されたセミナーイベントで行われた沖縄県カラダいいことプロジェクト委員によるパネルディスカッションより、委員発信メッセージをお届けします!

ヘルスケアマーケティングのプロ!
西根 英一
西根 英一 (マッキャンヘルスコミュニケーションズ CKO)

カラダに「正しいこと」より、カラダに「いいこと」を。
健康行動を理解し、身体的・精神的・社会的な健康へと導いてください。

健康って、実は不確実な価値なんです。ものを買うような一般的な消費者行動と違い、健康は何のためか、誰のためか、健康行動の目的設定がむずかしいからです。そこで重要となるのが“きっかけづくり”です。無関心期において、どういうきっかけが必要なのか、どういうことを達成したくて健康行動をとっているのか。あるいは実行期における継続、どういったことが要因となって健康行動が継続できるのか、以上が2つの大きなハードルかと思います。そこで、各行動ステージのターゲット層と密な関与が可能で、かつ責任と役割を果たすのが『総合型地域スポーツクラブ』だと考えます。
ヘルスケアマーケティングの専門として健康を考えるとき、身体的な健康という軸と、精神的な健康の軸、そして絆という社会的な健康の軸が存在します。それぞれ、できている・できていないと○×を付けながら順列組合せをすることで、課題点が見えてくると思います。実はコミュニティの質が、健康長寿に一番重要だというレポートがあるんです。絆という社会的な健康は、周りから見られている「衆人環視」を取り入れた環境づくりによって、承認欲求や自己実現欲求など様々な欲求が上位概念として上がることで、健康に対するリテラシーも上がります。
私たちは、健康というものを確実な価値としなければならないんです。つまり、『総合型地域スポーツクラブ』は、地域住民、地域全体の健康価値の確実性を向上させるためにあるんだという認識を皆さんが持つことが重要だと思う次第です。

全国スポーツクラブ会議を成功に導いた立役者!
西村 貴之
西村 貴之 (金沢星稜大学 人間科学部スポーツ学科 講師、「第10回全国スポーツクラブ会議inかなざわ・いしかわ」開催地実行委員会・事務局長)

「地域の、地域による、地域のためのスポーツ」が、
地域の小さなイノベーションにつながります。

私自身、大学院時代にボランティアとして『総合型地域スポーツクラブ』と関わっていたり、地元石川県の『総合型地域スポーツクラブ』でクラブマネージャーを8年間していました。いろいろな縁があって現在は大学で教鞭をとっていますが、今までの現場で培ったノウハウが皆さまのヒントになれば幸いです。
『総合型地域スポーツクラブ』は、子どもから高齢者までいろんな世代が交流できたり、地域の困りごとを、スポーツと知恵と、人とのつながりを通して解決する素晴らしい文化だと思います。昨日より今日を、今日より明日をハッピーに過ごせるきっかけ作りにもなり、それらが積み重なることで地域貢献につながります。私も今まで行政や地域団体が抱える課題と地域住民の要望、スキルを生かしたい指導者などを結びつけてさまざな事業を行ってきました。ひとつのプラットフォームがあって、プログラムができて、スタッフの確保や企業との連携ができる仕組みづくりは今後とても重要になると思います。でも、あまりむずかしく考えないで、友達になるような感覚で人同士が仲良くなって、その延長で組織も仲良くなって連携するといった流れで十分だと思います。
今年は地元石川にて全国スポーツクラブ会議を行いました。今回試みたのは、全国地域それぞれが抱える課題が異なるので、みんなでひとつになってこれをやりましょう!というより、障がい者スポーツや健康体操とかいろんなブースを出して各自それぞれで体験してもらうスタイルをとりました。『総合型地域スポーツクラブ』はスポーツ振興を基軸に、地域づくりや地域の課題解決を意図することで地域に欠かせない存在になると実感しました。その中で次世代メンバーを育成し、どうバトンタッチをしていくかも重要だと思いました。
本事業もスポーツと沖縄ならではの観光とつながる意味があります。皆さんもこの事業を行うにあたって、総合型地域スポーツクラブだけでなくいろんな方に声がけをしてプロジェクトの輪を広げていくと、課題や必要性がお金と人をむすびつけます。そんな流れに対応できるのが『総合型地域スポーツクラブ』のあり方だと考えます。

昨年度も委員として大活躍!
慶田花 英太
慶田花 英太 (沖縄国際大学 講師)

総合型地域スポーツクラブが地域に信頼される組織になるために、
クラブ同士で情報をシェアしながら協力しあい、
進化させることがこの事業の“ミソ”だと考えます。

『総合型地域スポーツクラブ』に関わってきた者として、本事業の考え方を改めて共有しましょう。本事業が始まったきっかけは、「330ショック」で明るみになった、県が抱える健康問題です。運動不足も一因である生活習慣病が増える現状と、『総合型地域スポーツクラブ』が県内でも増えてきたけど、運営力が弱い現状、それらの課題を解決できないかという考えです。そして、この事業が終わってもクラブ各自が自走できるか、『総合型地域スポーツクラブ』が地域に信頼される組織になっていくよう働きかけることも大切だと考えます。
例えば健康教室なら、類似事業をしている行政に働きかけたり、民間企業なら出張型教室をきっかけに保健組合を活用し委託を受けたりするなど、『総合型地域スポーツクラブ』が活発に動くことも重要かと思います。交流イベントでは、観光という沖縄のリーディング産業を生かしてツーリズムを意識したプログラムを発信するのもいいかと考えます。
本事業も3年目となります。1年目より2年目のほうがニーズを把握しながらプログラムをしっかり構築し、強みを生かしながら実施できています。今年度は今まで蓄積したノウハウを生かして、収益性・発展性のある内容になればいいなと思います。

プロスポーツビジネスのことなら!
中村 裕二
中村 裕二 (沖縄SV株式会社 マーケティングディレクター/大髙商事株式会社)

視点を変えることで、関係するみんながハッピーに。
他にない付加価値があれば、Win-Winの相乗効果はさらに高まります。

まずはじめに沖縄SVというサッカーチームについて紹介させてください。沖縄SVは、元サッカー日本代表の高原直泰が自身が現役のうちに次の世代を育てたいという思いから立ち上げました。代表であり現役選手であり監督兼オーナーの高原は今、必死に汗をながしながらがんばっています。プロスポーツという括りで、野球やバスケットボールは沖縄にはとてもポテンシャルがある選手が多いのに、なぜにサッカーは根付かないのか、そういった問題を解決すべく受け皿になれるようにと考えています。
スポーツマーケティングでいう顧客は3つあります。「ファン」、「スポンサー収入」、そして「メディア」です。ファンの方に高原直泰率いる沖縄SVというチームを愛してもらうには、とにかく地域に溶け込んで、地域の人々に「俺たちのチームだ!」と認めてもらうことが大切です。
私たちは、サッカー以外にも地域貢献として農業や伝統工芸などと組んでいろんな事業をしています。選手たちのセカンドキャリアへの貢献や、スポンサーに「高原ブランド」を活用してもらったりCSR活動の一環としてPRしてもらう、それによるメディア露出の増加など、関係者がハッピーになるようなWin-Winの関係を築くことはとても重要だと考えます。ただ単に「お金をください!」「サポートしてください!」ということだけではなく、アイデアや事業の考えの見方を少し変えることで、一連の歯車がカチッと合ってプロジェクトがどんどん進化してくはずです。本事業を通して、みんなにとって有意義な仕組みが作られると実感しています。最後に、宣伝になってしまいますが高原を使いたいと思っていただき、一緒に何らかの事業をできたらなと思いますので、ぜひよろしくお願いします!

クラブの保護者的存在!
瑞慶覧 康博
瑞慶覧 康博 (沖縄県文化観光スポーツ部スポーツ振興課 課長)

総合型地域スポーツクラブを、
8割が「知らない」現状から「知っている」明日へ。

今回は、たくさんの『総合型地域スポーツクラブ』の皆さんに参加していただき感謝申し上げます。本事業も3年目となります。1年目、2年目で築いた『総合型地域スポーツクラブ』間の連携を上手に生かしながら、いろんなかたちで自分たちができること・望むもの、そして地域の健康力アップにつながることをやっていただきたいと思います。
いくつもの交流を経てクラブ同士やクラブと地域住民とのきずなが生まれ、“ゆいまーる”の中心になるよることで、沖縄県の総合型地域スポーツクラブが全国に誇れるものと確信しています。来年以降にもつながるための3年目を皆さんで盛り上げていきましょう。